CS関連書籍の独断書評?2

書評は、評価を本の題名等の後に星のマーク(☆)で、0〜5ケで表します。


書評第4号は (2016.2.1)
「サービスが伝説になる時 「顧客満足」はリーダーシップで決まる」
(著:ベッツィ・サンダース)ダイヤモンド社(新装版H26) 評価:☆☆☆☆☆
です。

CSを学びだすと必ず紹介される本の1つ。
新装版が発売されているようなので、入手は簡単だと思います。
「ディズニー7つの法則」に比べると、自分で体感していないことなので、ちょっとだけ、本当?と思ってしまいます。
でも、書かれている内容は素晴らしいです。

実践できるかと言われると、正直、う〜ん、と唸ってしますのですが。

気持ちだけ受け取ればよいにではないかと考えています。



書評第5号 (2016.3.5)
「オムニチャネル戦略」
(著:角井 亮一)日経文庫(2015.10.15) 評価:☆☆☆

これもCS関連の本ではありません。マーケティング関係の本です。
オムニチャネルは、顧客の要望に基づくもののはず。したがって、CSへの洞察もあると思って買いました。
マーケティングの事も学ぶ必要もあり、比較的最新事項の本は買います。そして、CSへの洞察も併せて読みます。
マーケットイン以降、マーケティングとCSは密接に関連しているので、CS関連本でなくても、大変、役に立つのが普通です。
しかし、この本の著者は典型的な誤解のCSを堂々と書かれており、最近では珍しいパターンです。
オムニチャネルに関しては、最新情報がしっかりと紹介されており、非常に有益な本です。
物流関係の方ゆえ、オムニチャネルでは物流が大事と書き過ぎているところも減点対象でしょう。
O2Oだとか、オムニチャネルだとか、世の中は大きく変わっています。ご一読されることをお薦めします。



書評第6号 (2016.5.6)
「「お客様に真剣」ですか?―サービスの合言葉」
(著:高橋 滋)かんき出版(2009.4.7) 評価:☆☆

ちょっと古い本ですが、今でも時折、書店で見かけます。有名な?レストランのオーナーが書いた本です。
この☆の数は、ちょっと厳しいかな、とも、思いますが。
この書のところどころに出てくるフレーズ、「感謝の気持ちを言葉に変えて右足に乗せて」に、若干の違和感があり、 点数が低くなっています。
本書のタイトル「お客様に真剣ですか」の判り易さゆえ、何故か違和感があります。
私は幸せな人間のようで、平日の昼食は会社の近くの高額でない店で食べますが、「ごちそうさま」、 「毎度、ありがとうございます」という簡素な挨拶程度しかしませんが、美味しく、気持ちよく食べられるので、 本書の話が正確に理解できないのかもしれません。
でも、言われようとしていること、為されようとしていること自体はよく判ったような気がしますし、 日本の現状(今ではちょっと古いかもしれませんが)を表している面も強いと思いました。

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