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大自然が教えてくれたCS
〜 CSを見直そう&考え直そう 〜
(2011.4.25)



私事ですが、この4/1に異動となり、コールセンター勤務からショールーム勤務となりました。
転勤初日、すぐに気になったのが、シュールーム内の照明の明るさでした。
会社の方針があり、看板・トイレの消灯、一部の展示用PCの電源OFF (それまでは常時電源ONでした)は行っていましたが、当ショールームでは、 あまり積極的な節電とは思えない状況でした。
所詮、大阪のことなので、多少節電しても、東電管内の電力事情を改善できるものではありません。 そのため、どちらかというと、あまり積極的に考えていなかったことと、室内照明を少し暗くすることで、 お客様から苦情が来ることを恐れたというのが実情のようでした。

しかし、停止した原発が使えない今、火力発電が多用され、 地球温暖化防止のためのCO2削減が困難な状況です。
2020年25%削減の目標を見直そうという発言をする政府高官がでるくらいです。日本全体で、 いろいろな手段で、CO2排出量を少しでも削減させることが大切です。
また、当ショールームのことではありませんが、他店でお客様から、 節電を考慮していないように思えるというご意見があったということを聞き、一層の節電(CO2削減) を考えることにしました。
そして、かなりの数の照明を消すことを決めました。しかし、設備の構造上、 スイッチで簡単に消すことが出来ません。天井にあるダウンライトの電球を間引きました。
天井を見上げる機会があれば、電球が間引かれていることがハッキリと判ります。 スタッフからは不安の声が多く聞かれました。

ダウンライトを間引いてから、およそ3週間経過しましたが、この間、お客様から、暗いとのご意見・ 指摘はありませんでいた。
むしろ、社内の者から意見があっただけです。意見の概要は、この時期、 大阪から元気を贈るためにもショールームが少し暗いのはどうだろう、というものでした。

スタッフの多くは、少し暗くすることに不安を感じていましたが、案外、 お客様は気にされないことが判りました。
これまでの考えは、CSの履き違えだったようです。顧客が満足される、ではなく、顧客を満足させる、 になっていたのではと感じました。

ホンの些細な事ですが、今般の地震がなければ、全く気づかなかったと思われます。
これを機会に、もっと考え、見直したいと思います。
未曾有のピンチをチャンスに変えるために、CSをもう一度考え直し、真のCSに近づきたいと思います。